嫁姑問題のパターン
パターンは2つです。
①お互い嫌っている
②嫁が一方的に嫌っている
①はわかりやすいのですが、問題は②の方です。嫁は嫌っているのに、姑はむしろ仲良くやれていると思っています。そのため姑は無防備に接近してきて、嫁の地雷をガスガス踏んでいきます。ちなみに僕の家もこちらのパターンです。
同居のトラブル
合わない女どうしの共同生活は地獄です。お互いのこだわりから一歩も譲ることなく、相手のあら探しばかりして嫌いになる理由を積極的に見つけようとします。
こうなると不毛なだけでなく周りも消耗するので、とっとと別居しましょう。
料理・掃除など家事への口出し
せっかく嫁が作ってくれた料理に、おしゃべりな姑はついつい感想を口に出してしまいます。
姑「ちょっと味が濃いわね」
嫁「・・・(# ゚Д゚)カチン」
口にこそ出しませんが、「人に作らせといて何文句たれてんの?私一回もあんたの料理に文句つけたことないだろーが!文句あんなら自分で作れやボケェ!!」ぐらいは確実に思っています。
掃除も同じで、特に子供が幼いうちはリビングが散らかっているのがふつう。でも息子夫婦の家に遊びに行ったとき、部屋が散らかっていると「汚いわね」とはさすがに言わないまでも、ついお節介で片付けなどを始めてしまったり・・・。
そうすると嫁は「うちが汚いってこと?」と敏感にメッセージを感じ取ります。次に思うのは「文句あるなら来ないでよ。来てほしいなんて一言も言ってないでしょ」です。
突然来る
アポなしのジジババ襲来。
悠々自適の老後を送っている人からしたら「ちょっと孫の顔見ようかな」ぐらいの感覚でふらっと来るのですが、子育て中の夫婦は毎日大回転で大忙し。急に予定を突っ込まれても困るのです。
大人だから笑顔で対応するのですが、心の中では「忙しいの察してよ!あなたも子育てで目が回るほど忙しかった経験あるんだからわかるでしょ!空気読め!」と叫んでいます。
長電話
同上。
姑は「女どうし積もる話もあるわよね」という感じでついつい長電話しちゃうのですが、嫁は家事に追われてそれどころじゃない。
子供迎えに行かなくっちゃ!
赤ちゃん泣いてる!
ご飯炊いてない!
洗濯物いれないと!
買い物行かないと!
なのにこの人いつまでのんびり話してんだ!私はあんたみたいに暇じゃない!
といいたい気持ちを抑えて相槌を打ち続け、その結果、嫌いになります。
しきたり
田舎に行くと特にそうなのですが、
「この地方は昔から正月には〇〇を食べる」
「子供が5歳になったら祭で笛や太鼓をやらせる」
みたいなのがありますよね。
その地域で育っていない嫁からしたら「はぁ?何その訳分かんない習慣!なんでやんなきゃいけないの?」という反応がしばしばあります。
昔から続いてきた風習に「なんの意味が?」とか「何の役に立つの?」とか言われても答えられません。だってそういうものだから。
姑からしたら当たり前。でも嫁からしたらやる意味がわからない。それで軋轢を生むことになります。
孫の扱い
姑はまがりなりにも子供を育てた経験があるので、色々とアドバイスしたり世話を焼きたがります。
これが嫁にとっては大きなお世話。嫁は自分の子供なんだから自分の思うように育てたい。気の合わない姑の意見なんか聞きたくないのです。
食べ物・離乳食・アレルギー
嫁にとって赤ちゃんはとっても大切で、でも扱い方がわからないもの。
特に初めての赤ちゃんだとどこまでが良くてどこからダメかの勘所がありません。ちょっと下痢するとうろたえるし、懸命にググったりします。だけど姑の意見は聞きたくありません。
たとえば、蕎麦はアレルギーの可能性があるから最初1本から食べさせてみて、というやつありますよね。
嫁はそうやってソフトランディングを試みるわけですが、姑は「死なない死なない」とか言ってわりかし無頓着に食べさせたりします。これが嫁の逆鱗に触れます。
服・オモチャ
当たり前ですが服は嫁にも好みがあります。姑と嫁は年齢も離れているし、好みが違うのは当然。
プレゼントされたら表面上は笑顔でお礼を言いますが、内心では「こんなダッサい服着させたくないな・・・」と思っていることも。
オモチャもそうです。
子供はなんでも欲しがりますが、我慢も覚えてほしいし、与えるものは選びたいと思うのが嫁の気持ち。
それを考えずに、孫の喜ぶ顔見たさにホイホイプレゼントしてしまうと、そりゃ子供は喜びますが、嫁は「そんな勝手なことしないでよ」と思っています。
怪我・病気・風邪
姑は子供を育てた経験から「熱が39度出てるけどご飯食べてるし寝かせとけば治る」みたいな勘所があります。
その調子でついつい「それくらいなら大丈夫」なんてアドバイスしちゃうと、嫁は怒ります。
「私がこんなに心配してるのに、よくそんな呑気なこと言ってられるね!イライラ」と内心思っています。
嫁がしてほしいのは自分の気持ちに寄り添ってもらうことであって、解決策を提示してもらうことではないのです。
教育方針
子供の教育方針については姑が口出しするいわれも必要もまったくないのですが、世話焼きの姑は良かれと思って口を挟みたがります。
「今どきの子供は英語ぐらい学ばせないと」みたいな。
しかし嫁がその言葉をありがたいと思って聞くことはまずありません。
口出しは嫁に嫌われるだけで逆効果です。
夫の実家に子供を預けたくない
実家が近くて、ジジババが子供を預かってくれると助かります。ご飯は食べさせてもらえるし面倒みといてもらえるしいいことづくめ!・・・のはずですが、嫁の感覚は違います。
余計なものを食べさせるかもしれない。
余計な遊びを覚えてくるかもしれない。
怪我をさせるかもしれない。
要するに信用していないのです。
過去に自分の思惑と違うことをやられた記憶が積み重なって夫の実家不信に陥っています。この状態になってしまうと孫を連れて遊びにくることはありません。
お宮参り・七五三・保育園入園など各種イベント
せっかくの晴れの日、ジジババは呼ばないと、と思ってしまいがち。
小学校入学なんかもそうですが、ランドセルや学習机など色々買ってもらった手前、また、他の人からも「あれ?おばあちゃんとか来てないの?」とか言われることを考えたら、招待しないわけにはいかない。
この義務感が嫁を苦しめます。
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妊娠・つわり・流産
妊娠時の女性は不安を抱えていてとってもデリケート。
姑は「自分も経験あるからわかるわぁ」と共感しているつもりで昔話などをするのですが、ささいなことで傷つきやすくなっている嫁には地雷な話題が多すぎます。
「私も昔、流産したことあってね」などと言おうものなら「こんなに不安な私の前で流産の話するなんて頭おかしいんじゃないの!?」となります。
しかし、姑は地雷を踏んでも痛くも痒くもありません。なぜなら地雷のボタンは姑が握っていますが、爆発する場所は夫の近く。地雷の被害を受けるのは夫なのです。
正月・お盆の帰省
正月とお盆は長期休みのため実家に顔を出さないといけないという意識が働きがち。
姑との仲がうまくいっていない嫁からしたら苦痛イベントです。
夫がそれを察しているのならまだいいですが、察していない夫は嫁を置いて「友達と飲み行ってくるわー!」とか言って家を空けてしまいます。
置いてけぼりを食らった嫁は一人で姑に接しないといけないので、気が重いことこの上なし。
手伝い
「おせちの仕込み手伝って」
「買い出しいってきて」
「ちょっとそこまで車で送って」
身内であるという気安さも手伝って、特に実家に行ったときなど姑はついつい気軽に嫁にお願いするのですが、嫁からしたら「私はお手伝いさんじゃない!」と反発を覚えます。
行き着く先は「会いたくない」
これらのことが繰り返されると、嫁は姑の顔を見るだけでストレスがたまるようになり、姑に会いたくなくなります。
口を聞かないだけならまだしも、行き過ぎると絶縁や離婚に発展することも。