休みたいぞー!
休日でも全然休めてないぞー!
嫁や子供の相手だけじゃなくて、たまには一人で好きなことしたいぞー!
そんな内なるスト運動をひっそり心の中で繰り広げている夫のみなさま、日々本当におつかれさまです!
さて今回の話題は「嫁にナイショで有給のススメ」です。
僕たちは毎日がんばってる!
お客さんの無茶振りにも笑顔で対応して、聞きたくもないクレーム聞いて、上司から対前年比がどうとか小言聞いて、使えない新人を手とり足取り教えて。
ただでさえいつも苦労してますよね。
それもこれもぜんぶ愛する家族のため(ちょっとは会社のため)。
毎月苦労して何十万円もの給料をもぎ取ってきてるんだから、ちょっとぐらい息抜きしたって文句言われる筋合いはありません。
俺は休むぞ!なんか文句あるかー!!
・・・って言いたいところだけど、嫁には通用しないんですよねこれが。
まるで一人休むのが悪いかのような口調で責められます。
ただでさえ仕事で辛い思いしてるのに、家でもそんな仕打ちに遭うぐらいなら、誰がなんと言おうと僕はこう主張します。
嫁に内緒で有給とるのは正義!
たまにはスーツを丸ごとコインロッカーに預けて一人でぶらぶらしましょうよ。
毎日がんばってるんだもの。
これを読んだあなたが、誰にも気兼ねしない有給をとって、スッキリリフレッシュしてくれることを願っています。
僕のやってるひそかな有給
僕の場合、嫁に内緒の有給は2ヶ月に1回ぐらいやります。
漫画喫茶いったり、1円パチンコ(勝つつもりなし)いったりすることもあるんですが、中でも強いリフレッシュ効果があるのはプチ旅行です。
ふつうにスーツ来て家を出て、いつもと逆方向の電車に乗ります。
乗り換え駅で着替えてスーツはコインロッカーに預けます。
なおこんなときに怪しまれないようにカバンはいつも着替えの入るリュック型。
↓こういうやつ。
こないだも電車を乗り継いで知らない町にいってきました。超いいよ。ことりっぷ気分が味わえます。
ぼーっと車窓を眺めてると、どんどん見たことのない町並みになっていきます。ちょぅとした非日常感があってワクワクします。
自分の知らない空間に行くと心がリセットされてすごくリフレッシュできます。オススメ。
嫁に内緒にするメリット
嫁に内緒にする最大にして最高のメリットはたった一つ、嫁に攻撃されないためです。
バカ正直に有給を報告したところで、
嫁「休むの?何するの?子供見てくれるの?私休んでないんだけど?私も休みたいんだけど?」
僕「ハイィ・・・すいません・・・」
・・・こんな感じでネチネチ責められるのがオチ。
夫の地位って低いですよね。はは(泣)
それなら黙って休めばいいじゃない。
嫁も知らないし、自分はリフレッシュできるし、いいことづくめですよ。
子育て中は休むのが悪
子育て中の嫁は常に機嫌最悪です。
朝起きた瞬間から夜寝るときまでずっとイライラしてます。えっと・・・僕だけじゃないよね?(すがるような目)
こんなときは夫のあらゆる行動がやっかみの対象になります。
「あんたはいいねえ。昼間子供の面倒見ないでいいんだから」
「あんたはいいねえ。出張とかいって旅行できて」
まるで仕事してるのが悪いかのような口ぶりです。一体どうしろと。
僕自身もいろいろと至らないところがあり、うまく嫁をフォローできていませんでした。
だからせめて少しでもフォローしようと、以前は仕事を1分でも早く終わらせて、1分でも早く帰って子育てしなきゃいけないと思って頑張っていました。
それでもずっと怒られるんですよね。
洗濯物の干し方が違うだの、離乳食の種類が違うだの、スプーンが違うだの、大きなことから細かいことまでのべつまくなしに怒られるわけです。
打たれ弱い僕は毎日攻撃されてメンタルがやられかけてました。怒られると免疫も下がるんでしょうか。風邪も月一ペースで引いてたなあ。
そんな日々を経て、あるときプツンと糸が切れました。
もういいよ。
がんばってお役に立とうとするの、やめた。
口に出してこそ言いませんが、そう決めたんです。
嫁は専業主婦。生活費を稼いでくるのは僕しかいません。僕がリタイアしたら家族が生活できなくなります。
だから僕は、僕自身のケアを第一に考えることにしました。
それからというもの、早く帰ろうとするのをやめました。
むしろ機嫌が悪いときは遅く帰ります。早く帰っても八つ当たりされるだけなんで。
嫁の機嫌を治す方法は時間しかありません。僕が解決しようと思うことがそもそもNGでした。
そう考えるようになるとだいぶ楽になりました。
そのへんのコツはこの記事に詳しく書いてます。よければどうぞ。
罪悪感が不要な理由
理由① 嫁の機嫌が悪くならない
当然ですがバレなければ嫁の機嫌が悪くなることはありません。
逆に「有給とって遊んでくるわー」って正直に言うと怒られますよね。
「自分だけ休んでなんなの?」みたいに言われますよね。
世の中には夫が自分のために有給とっても全然イヤな顔をしない嫁もいます。
「自分も有給とって息抜きしてるからお互い様だよね」って考え方ですね。
でも、残念ながら僕たちの嫁はそうではありません。
じゃあ休まないのか? 心の余裕をなくして潰れるのが最適解なのか? んなわけないですよね。
嫁の言うことをすべてまともに受けてはいけません。
理由② 誰にも迷惑かけない
僕たちが休んだところで誰にも迷惑かけません。
犯罪でもない。マナー違反でもない。倫理的におかしいことをしてるわけてもない。
迷惑かける人もいない。悲しむ人もいない。
それでも嫁に悪い?
ちっとも悪くないですよ。
だって嫁はあなたが休むことを知らないんだから。
知らなければ不満に思うこともないですよね。
別の例でたとえましょう。
「○○を知らない奴は人生損してる」って言葉ありますよね。
僕は「ウイスキーの旨さを知らない奴は人生損してる」って言われたことあります。
僕お酒全般嫌いなんですけど、このセリフを聞いたとき、
「意味わかんねえ」
って思いました。
だってそうでしょ?
ウイスキーの旨さを知ってるのに味わえないんだったらわかります。ウイスキーが好きで好きでたまらないのに飲めない。それはたしかに損だ。可哀想だ。わかる。
でも、そもそも知らないのに、損も得もないじゃないですか。
こっちはウイスキーなんて「ウェッ理科室の薬品の匂いじゃん」て思うぐらいだから、間違ってもおいしいなんて思わない。おいしさを知らなくても一ミリも損してない。そう思ってる人を捕まえて損してるなんておかしい!
何が言いたいかっていうと、「知らなけりゃ損じゃない」ってことです。
他にもたとえば、100万円当たってた宝くじを捨てちゃった。
その事実を知っていれば、そりゃあ悔しいでしょう。
でも知らなけりゃ悔しくもなんともないですよね。
それと同じです。
嫁が知れば怒るでしょう。でも知らなければ起こっていないのと同じです。
あなたが有給とったことは、あなたが言わなきゃバレません。
理由③ リフレッシュで仕事にいい影響がある
休むことで心がリフレッシュされ、仕事にもより気持ちよく取り組めるようになります。
女性は寿退社という花道がありますが、僕たちはほとんどみんな定年まで働かないといけません。
しかもこれから定年の年齢はどんどん上がっていきます。僕たちが年を取る頃には70歳定年になってるかもしれせん。
労働は超長距離のマラソンです。いま全力出してもあと何十年もあるんです。力尽きてる場合じゃない。
だって給料もらい続けないといけないんですよね?
うちだって嫁は専業主婦だから、僕が働けなくなったら家庭もオシマイですよ。
だから休むのは自分のためでもありますが、同時に家族や会社のためでもあるんです。休むのは悪じゃない!
適度に休むことで長く働けるのなら、そうすべきです。いや、そうしないといけません。
罪悪感の正体は嫁
先ほども言ったように、一人だけ休むのに罪悪感は持たなくていいんです。
なのにためらう理由はなぜ?
わかります。「嫁は休んでないのに一人だけ休むのが後ろめたい」ですよね。以前の僕も同じこと考えてました。
では、そもそもそういう気持ちになったのはなぜでしょう?
何か原因があったのでは?
こんなことを聞くのはちゃんと理由があります。
世の中には、堂々と有給を嫁に報告して遊びに行ってる夫もいるんです。言われた嫁も別に怒ってない。
不思議だと思いませんか?
なぜ自分の家はそうならないのか。なぜ有給をとるのが後ろめたいと思ってしまうのか。
罪悪感の原因は?
もうわかってますよね。
罪悪感の正体は嫁です。
夫が息抜きをすることに、嫁が反対しているからです。
夫「休みたい」
嫁「私は毎日辛くてがんばってるのにあんただけ休むなんて許せない」
明確に言葉にしていなくても、こういう雰囲気を嫁が発していたら、たとえ最初は罪悪感を持っていなくても、徐々に罪悪感が大きくなっていきます。
では、もし嫁にこう言われていたら?
夫「休みたい」
嫁「おっけー!交代で休も!次は私の番ね。子供みといてくれる?」
どうでしょう?
これなら罪悪感を感じることはないですよね。
お互い上手に休みを取っていこー!って言われてるんだから、両方とも気分がいいですね。
では、僕やあなたの嫁がこうならないのはなぜでしょう?
理由の一つには、嫁が神経質な性格だというのがあります。
観察していると、神経質な嫁ほど夫を追い詰める傾向があるのがわかります。
神経質な人って完璧主義なので、100点じゃなきゃいけないんですよね。たとえ80点とっても「まだ20点足りない」って思っちゃう(僕なんかは70点で良しなんですけどね)。
でも現実はテストと違って100点取れることは稀です。だからがんばってもがんばっても足りない気がしてしまう。
自分にも周りにも100点を求めて、みんな苦しい思いをする。
「私はこんなにがんばってるのにあんただけ」
いやそんなにがんばってくれって頼んでないじゃん。そこそこで満足しとけば腹も立たないのに。
もしあなたが「休んだ時間で嫁のサポートすれば嫁が助かる」と思ったのなら、あなたはとてもいい夫です。
僕も以前はそんな考え方でしたが、子育て中であまりに神経質に攻撃してくる嫁に接するにつれ、そんな気持ちはなくなりました。
僕が家にいてもイラつかせるだけ。
なら自分は自分でうまくガス抜きしないと。
休むのは自己管理の一緒ですからね。やっぱり罪悪感は不要です。
気をつけよう!有給が嫁にバレるパターン
せっかく有給をとっても、あとでバレてしまっては元も子もありません。
ここでは、こっそりとった有給がバレるパターンとその対処法を解説します。
挙動でバレる
女は男とは比べ物にならないほどカンが鋭いです。
聞いた話だと、ある女性は、夫が帰ってきたときにリビングのドアを開ける音で浮気を見抜くんだとか。
隠し事があるときは行動にも現れるんてしょうが、ドアの開け方一つで浮気を嗅ぎ当ててしまうなんて、恐ろしいカンの良さです。
それでなくても、こっそり有休をとろうとしたのに、自ら凡ミスをしてしまい発覚するときも。
・出勤時刻がいつもより遅い
・帰ってくる時刻がいつもより早い
・カバンがいつもより膨らんでる。
など。
でも、その直感力が低下するときがあります。
それは感情が高ぶっているとき。
中でも最も頻度が多いのは、イライラしているときです。女性のカンは冷静でないと働きません。
子育てで嫁が常にイライラしているときは、家にいるだけで辛いものですが、こっそり有給とるにはチャンスです。
子供のことにかかりきりになって、夫を見る余裕がありません。
僕の嫁もそうです。
ふだんなら仕事でミスして落ち込んで帰ると、どこか様子が違うんでしょうね、「どうしたの?」って聞かれます。
でもイライラしているときは、僕の落ち込みなんかまるで気がついていません(むしろ八つ当たりされる・・・)。
こっそり有休をとって一人で息抜きするのなら、嫁に心の余裕がないときこそチャンスなのです。
洗濯物でバレる
スーツのまま遊びに行けるなら問題ありませんが、着替えて遊びに行くのなら洗濯物は要注意です。
そのまま家の洗濯機に入れると、嫁が洗濯している場合は高確率でバレます。だって休日にしか出ないはずの普段着が洗濯機から出てくるんだから、怪しいですよね。
バレるのを防ぐには、当日に洗濯機に入れないことです。
僕の場合、カッターシャツは着替えずにネクタイだけ外して、上着とズボンだけ着替えてます。
帰ったら上着やズボンは洗わずにいったんしまいます。そして次の休日に着て洗濯。これでOKです。
書面でバレる
有給を取ったとき、給料明細に有給取得が記載される会社があります。
これだといくら態度でごまかせても後でバレます。
あなたの会社がこういった会社で、かつ嫁が給料明細を見たがる人なら、有給をごまかすのはやめた方がいいですね。
以上のことに気を付けて、上手に一人だけの有休を楽しんじゃいましょう!