毎日怒られてばかりでメンタル追い詰められてる・・・
マネージャーからのプレッシャーがキツくて胃に穴が空きそう・・・
毎朝起きるたびに絶望する・・・
そんな状態でなんとか持ちこたえてるのなら、今すぐ逃げてください。
きっと休日も仕事のことがぐるぐる頭を回って、プライベートも楽しめていないのではないですか?
辛いまま踏ん張っていたら、いずれどこかでムリが来ます。
キツい環境でやっていけるのは、そうした適性がある人だけ。
とはいえ、無理を押して頑張った先に少しでも光が見えているのなら止めません。
でも、
「なんのためにこんな辛い思いをしているのかわからない・・・」
と感じているのなら、そこはあなたのいるべき場所ではありません。
ソマリアの難民じゃあるまいし、紛争一つないこの日本に生まれて、それでも幸せになれないなんてどうかしてます。
でも、安心してください。
ここでは、仕事から逃げられない、逃げてはいけないと思っているあなたに、逃げてもいい理由をはっきりとお伝えします。
読み終わったあとどうするかはあなた次第。
でも、確実に心はラクになっているはずです。
自分を肯定できる人生に向かって、一歩を踏み出してみませんか。
逃げてもいい理由3つ
理由①逃げなかったときのダメージがデカすぎる
人間は過度のストレスに耐えられるようにできていません。
うまくプレッシャーのトンネルから抜け出すことができればいいですが、途中で動けなくなってしまったら、うつ一直線です。
はっきり言います。うつは人生においてかなりの致命傷です。
こころの傷はなかなか完治しない上、下手すると一生引きずります。
ずっと気分が沈んだまま、家で一人、トラウマがフラッシュバックし続ける人生は幸せですか? そんなわけないですよね。
うつはその後の人生をガラリと変えてしまいます。
だからうつになる前に逃げましょう。
逃げずにうつになった元上司の話
その上司は、僕が社会人になって2つ目の職場で出会った人でした。
当時の肩書は係長。歳は40過ぎ。周囲の評判は「真面目」。
手抜きをせず、一つずつ正確にコツコツ仕事を仕上げる姿勢に定評がありました。
優しい性格ともあいまって、彼のことを悪く言う人はいませんでした。
僕も割合楽しくやれていたと思います。
しかし、ある課長が異動してきてから、状況は一変しました。
その課長は、一言でいうとパワハラ上司。
・部下には偉そう
・怖い人が来たら逃げる
・ビジョンがない
・知識ない
・勉強する気がない
・とにかく仕事をしない
という、僕のクソ上司歴の中でもぶっちぎりナンバーワンのクソ上司でした。
怒る相手は決まっていました。逆らわない部下です。
言い返さない係長は絶好のターゲットになりました。
ものごとの優先順位がわかっていないので、重箱の隅をつつくようなことでいちいち責め立てるのです。満足のいく答えができないと恫喝が待っています。
そんな毎日を繰り返すうち、係長は目に見えて元気をなくしていきました。
まず笑いが消え、いつも無表情になりました。
受け答えも遅くなりました。ボーッとして頭が働かなくなっていたのです。
精神病の知識などまったくなかった僕から見ても、うつに片足突っ込んでいるのは明らかでした。
それが10月のこと。新しい課長が来てわずか半年です。
無理矢理にでも彼を休ませなければと思いました。
「せめて3月まではなんとか頑張るからよ」
と言って頑張ろうとする彼を、僕たち部下は説得して、診断書をとってきてもらいました。
彼が長期休暇に入り、部下だけで仕事を切り盛りすることになったわけですが、あるとき彼のPCにログインしたとき、一つのwordファイルを見つけました。
日付の入っていない辞表でした。
・・・それが5年前のこと。
今、この人はどうなったか?
いまだに社会復帰できていません。
ずっとうつ症状に悩まされて、薬の量もまったく減っていません。
それどころかすっかり人が変わってしまいました。
facebookに上司への恨みつらみを書きなぐり、仕事なんてクソだ、俺をこんなふうにした会社もクソだ、という投稿が増えていきました。
少しでも反対のコメントが書き込まれると、びっくりするぐらいの長文で非難を返します。
まるで社会のすべてを憎んでいるようでした。
そんな彼の様子を見るのが忍びなく、あるときから彼の投稿を非表示にしました。
彼の人生はたった半年でコースアウトしてしまいました。
もしかしたら一生復帰できないかもしれません。
そんな様子を間近で見続けてきた僕は、もし自分が少しでもうつになりそうになったらすぐに逃げると決めています。
彼の二の舞になるのはゴメンですから。
ここで冷静に考えてください。
あなたはどちらを選びますか?
・もう二度と社会復帰できないぐらい心を患って退職する
・まだやり直せる精神を保ったまま退職する
・・・考えるまでもないですよね。
体のケガは時間とともに回復しますが、こころのケガは下手すると一生モノです。
一度きりの人生、どうか選択を誤らないようにしてください。
理由②あなたが辞めても会社には影響しない
「自分が辞めたら会社や部署のみんなに迷惑がかかる」
「この仕事をやり遂げずに逃げるのは無責任だ」
うつになりやすい人は、例外なくこうした責任感の強い人です。
でも心配はいりません。
一人欠けたところで、会社はさして影響ありません。今までどおり回り続けます。
その証拠に、退職者と廃業した会社の数を比較してみましょう。
・退職者数 約600万人/年。
・廃業する会社数 約100万社/年。
どうでしょう?
もし一人辞めただけで回らなくなってしまうのなら、会社はもっと潰れているはずです。
だから大丈夫。
あなたが辞めても会社は困りません。勇気を出して辞めてください。
会社に殺されるな
社員に無理をさせるのは、車でいうと積載重量を超えた積荷を乗せるようなもの。
2tトラックに5tの積荷を載せたら壊れた。これは2tトラックが悪いのでしょうか?
違いますよね。
悪いのはロクに積載量も確認せずに5tの積荷を載せた方です。
しかし、世の中は不思議なもので、部下の積載量を無視して部下を壊した上司がやり玉に上がることはほとんどありません。
何人もの部下をうつに追いやった張本人を、人事部は平気で管理職に任命します。
「なんでこんなパワハラ野郎がこんな地位にいるの?」
って思ったこと、一度はあるはず。
答えは簡単。成績がいいからです。
もっと言うと、そうした会社は、社員の健康より業績を優先させる風土だということです。
たとえ使い潰されても誰も感謝なんてしてくれませんよ。
そんな会社に殺されていいんですか?
逃げましょう。殺される前に。
理由③逃げても仕事はすぐ見つかる
これというスキルを身につけていなくても、転職はまだ間に合います。
ただし、35歳までです。
35歳を過ぎると求人数がいきなり半分になります。
40歳でさらに半分。
45歳でさらに半分。
つまり45歳の求人数は20代の1/8しかないってことです。
脱出するなら若いうちってことですね。
35リミットが近づいてきてるのなら急ぎましょう。
デキなかった後輩が華麗に転職を決めた話
僕の近くで、取り柄がなくても全然イケた人がいたので、紹介しておきます。
その後輩は、すんごく要領の悪い子でした。
飲み込みも遅く、10を聞いて1を知るぐらいのペース。
最初の1年はものすごい頻度で怒られてました。僕が同じ立場ならすぐうつになるなあと思ったぐらい。
素直なことだけが取り柄でした。少なくとも僕にはそう見えていました。
こんなので社会人やっていけるのかなと心配していたものです。
そんな彼が、4年勤め終わろうかという頃、退職するというのです。
とっさに「採ってもらえるとこ、あるの?」と思いました。
でも聞いてビックリ。
すでに再就職先は決まっていて、同業他社、うちより大手、しかも一発一中。マジかよ。なんだそれ。
話を聞いてみると、その会社の採用方法は、新卒と既卒とを区別しないもので、彼は新卒に混じって面接を受けたそうです。
そこでは曲がりなりにも4年間働いていた経験が生きました。
面接でもディベートでも、何かしら語れるほどの蓄積が彼の中にできていたのです。
きっと4年前は箸にも棒にも引っかからなかったことでしょう。
社会人として働いた4年間はムダではありませんでした。
新卒の給料でのスタートでしたが、彼の顔は晴れ晴れとしていました。
彼の勝因を考えてみたんですが、年収を欲張らなかったことなのかなと。
転職したことで彼の年収は下がりました。
けど、自分の有利な土俵で勝負して、勝った。これは事実です。
ここ、ふつうは「今より給料いいとこ!」って思っちゃいますよね。
でもよく考えたら、安心して働き続けられる環境のほうがいい。断然いい。
実際、大手だとそれなりにコンプラもしっかりしているようで、有休はちゃんと消化させるとか、ハラスメントを通報する仕組みがあるようです。
聞いてて「それいい!羨ましい!」って思っちゃいました。
うちなんかコンプラなんてあってないようなもので、結局上司次第ですからね。
祝いながらも正直「ぐぬぅっ・・・」って気持ちがないわけでもない僕でした。
このように、特段立派なスキルなんかなくても、転職はキメられます。
だから路頭に迷う心配はしなくていいです。
迷うぐらいなら行動を起こしましょう。
パワハラやプレッシャーのない安心して働ける職場、行きたくないですか?
不向きな場所で戦ってないか?
「逃げられない」と思うぐらい追い詰められているのなら、そもそもその仕事が向いてないんじゃないか、と疑ったほうがいいです。
どんな天才でも、適性を生かせない場所で戦うと負けます。
将棋の羽生善治さんにトライアスロンをやらせるところを想像してみてください。
・・・たぶん無残な結果になりますよね。
(羽生善治さんごめんなさい)
戦う場所を間違えると、せっかくのがんばりが報われないことになります。
これって本人だけじゃなく周りも損なんですよね。
適性を見極めることがいかに大事かって話。
ところでグッドポイント診断ってやったことありますか?
リクナビネクストのツールの一つなんですが、2択の質問に答えていくだけで自分の強みを5つに分けて診断してくれます。
完全タダでお手軽なのがいいです。
僕はお昼ごはん食べながらスマホをポチポチして30分ぐらいで終わりました。
「自分の長所なんかわかんねー!」ってときは使ってみてください。
次の仕事を決めるきっかけになるかもしれません。
辞めると言えない/辞めさせてもらえないなら退職代行を使おう
退職代行。
その名前ぐらいは耳にしたことがあるかと思います。
退職代行とは、その名のとおり、退職を言い出せない、または退職をさせてもらえない人に代わって、退職手続きの一切を請け負うサービスです。
サクッと退職できる世の中なら、こんなサービスは必要ないでしょう。
でも実際には、あの手この手で引き止められたり、脅されたり、言い出せる雰囲気じゃなかったりで、会社と退職の話をするのがとても苦痛な人が大勢います。
退職代行はそんな人にとっては神サービスです。
いったん頼んだら、もう明日から会社いかなくていい。あなたが家でマンガでも読んでる間に退職手続きをすべて終わらせてくれます。
詳しくは下の記事で解説してます。
[box class="box29" title="関連記事"][kanren id="966"][/box]
さいごに あなたの人生はあなたのための人生だ
あなたがこの世に生を受けたとき、お父さんやお母さんはきっと喜んだことでしょう。
それからすくすくと大きくなる子供に、どんな大人になるにせよ、幸せな人生を歩んでほしいと願っていたはずです。
子供の幸せを願わない親はいませんからね。
でも、今はどうでしょう。
ボロボロのあなたを見たら、あなたのご両親は喜ぶでしょうか。
きっとご両親はあなたの現状を知らないでしょう。
このままこころを壊してしまったら、あなたのご両親は自分自身を責めるに違いありません。
なぜ気づいてやれなかった。
電話の一つもしていれば、気づいてあげられたかもしれないのに。
幸せになってほしいと願っていたのに。
忘れないでください。
あなたの人生は、あなたのための人生です。
あなたの人生は、あなたが幸せになるためにあるのです。
あなたの人生は、会社に苦しめられるために存在するのではありません。
その苦しみを耐えた先に、明るい未来が待っているのなら、僕はあなたを応援します。
でも、光が見えないままもがき苦しんでいるのなら、どうかそこから逃げ出してください。
あなたには幸せになる権利があります。