上司

いくらなんでも細かすぎ!神経質な上司の対処法

【本ページはプロモーション(広告)が含まれています】

「上司が神経質でめんどくさい・・・」

「細かいところばかりネチネチ責めてきて仕事が進まない・・・」

「少しは自由にやらせてほしいのにいちいち口出しされる・・・」

上司が神経質だとそれだけで色々めんどくさいですよね。

管理職は部下が最大限の力を出せるようバックアップするのが仕事ですが、このタイプの上司はあたかも部下の足を引っ張るのが仕事だと考えているようなふしがあり、僕もこの手の上司には悩まされました。

指摘されるのはたいして結果に影響のないつまらないことばかり。毎回「そんなの別にいいじゃん」と喉まで出かかったのをこらえて、地味に修正していました。

でもそんな上司に接するときはコツがあります。

イライラしながら接するより、上手に接して日常のストレスを減らしましょう。

今回はそんな神経質上司の傾向と対策を解説します。

神経質な上司の特徴

完璧主義者

こういう人って100点じゃないと気が済まないんですよね。

部下が98点をとったのを見ても「高得点を取ったな、偉いぞ」とは言いません。「2点のミスがあるじゃないか」って言います。

こういう人の何が困るって、いちいち細かいことで足止めされて仕事がなかなか進まないことです。

たとえば報告書一つとってもそう。よくそんなとこ気づくねってレベルでいちいちイチャモンをつけてきます。

・フォントが違う

・全角半角が統一されてない

・漢字と平仮名の使い方が統一されてない

・句読点の位置がおかしい

など、そんなのどうでもよくない!? ってことを事細かに指摘されます。

僕なんかは「報告書なんて表に出るわけじゃないし、内容が伝わればなんでもいいでしょ?」なんて思ってしまうのですが、どうやらこの種類の人たちは違うようです。

すべてマニュアル化されている仕事は別として、ふつう仕事で100点を取ろうと思ったらけっこうな時間がかかります。

0点から70点に上げる作業と、70点から100点に上げる作業では、後者のほうが時間がかかります。それなら70点で止めておいて、次に取り掛かった方がこなせる仕事は多くなります。

また、受け取る側からしたら、70点も75点もそう変わりません。

あのマイクロソフトの創始者ビル・ゲイツもこんな名言を残してます。

" Done is better than perfect "

意訳すると「完璧にこだわって時間かかるぐらいなら、ある程度でいいからさっさと終わらせろ」

この精神がないのが神経質な人です。

デキる人は、他人に完璧を強要しません。ビル・ゲイツのように、完璧より大切なものがあると知っているからです。

つまらない正論で攻めてくる

間違いは悪いこと。

はい。正論です。文句のつけようがありません。

「間違っているのと正しいのとどっちがいいの?」と聞かれたら、そりゃ正しい方がいいに決まってます。

そして神経質上司の頭の中では、以下の三段論法が正義です。

①間違いは悪いこと
②お前は間違った
③だからお前が悪い

間違っている。だから指摘する。直させる。何もおかしくありません。

「まあいいじゃないですか」なんて言おうものならそれこそ怒り出してしまいます。

上司からしたら、

「自分のこだわっている箇所が否定された」

→「自分を否定された」

ってことですからね。

でも言いたい。

「大事なのはそこじゃない」

独自の仕事観を持っている

仕事はこうするべき、みたいなことを熱く語ってくる上司もいます。

でも悲しいことに、こういう人のべき論ってあんまり役に立たないことが多いんですよね。

神経質なのは性格によるところが大きいですが、自分が過去にルーズだったせいでヒドい目にあったから、後輩にはそんな思いをしてほしくない、という人もたまにいます。

でもよくよく聞いてみると、前の部署だったらその考え方でよかったかもしれないけど、今の部署だとどうよ?って思うことも。

実際、神経質な性格が適している仕事はあります。

たとえば経理や監査、税務、あとは法律絡み。公務員だったら選挙などもそうですね。

これらはミスが許されず、100点とって当たり前。

このような環境だと、彼らは力を発揮できるでしょう。

でも他の大部分の仕事はそうではありません。

100点を目指していたらきりがない。時間は限られているのだから、ほどほどのところで終わらせて次に行く必要があります。

神経質な人はそれがわかってないんですね。

説教が長い

神経質な上司は説教が長いです。

なぜ長くなるのかというと、過去の例を引き合いに出すからです。

「2月のときはこうだったよね。3月のときも同じことになったじゃん。4月も・・・(中略)だからお前の欠点はこうなんだよ」

こうして過去の例から共通項を見つけてきて、「だからお前が悪い」と言うための証拠にします。

神経質なので説教も論理が完璧でないと気が済みません。

しっかり論証を用意しているつもりなのでしょうが、言われる側は過去の間違いを繰り返し引き合いに出されてうれしいはずがありません。

部下にモチベーション高く仕事をさせるというリーダーとして大事なことを見失っていますよね。

愚痴・文句・後悔が多い

神経質上司は基本ネガティブです。

100点じゃないといけないので、自分の仕事にも、他人の仕事にも満足することがめったにありません。

毎日が不満だらけで、自分や周囲の「完璧じゃなかったこと・できなかったこと」を延々引きずります。

「ミスった」→たいしてミスってない

「こうすればよかったのに」→今さら言ってもどうにもならない

「あいつは仕事できない」→同じ人の同じ文句ばかり

こうやって過去ばっかり見ています。

逆に「俺たちはこんな方向へ向かっていくんだ」という未来志向の発言はまずありません。

不満ばかりで生きてるなんて、正直かわいそうですよね。

優先順位がつけられない

管理職ともなるとチームを率いて一定の結果を出すことが求められます。

仮に、細かい点にこだわることで成果に大きく影響が出るのなら、それは必要なことだし、ぜひともやらなければいけません。

ですが、大勢に影響を及ぼさないにもかかわらず、細かな点に固執するのは、明らかに目的を履き違えています。

神経質な人は大枠が見えていないのです。

神経質な上司への対処法

このタイプの上司には正面きって「仕事の優先順位がおかしいんじゃないですか」といってもケンカになるだけです。

受け流しやからめ手で行きましょう。

ホウレンソウはこまめに

神経質な上司は完璧主義者なので、部下の仕事も自分がすべて把握しておきたいと思っています。

そこで報告・連絡・相談はこまめに行いましょう。

「あれどうなったの?」と言われる前に先手を打ってやるのが吉です。

あまり怠ると機嫌が悪くなるので気を付けてください。

突っ込まれることリストを作る

こういう上司と仲違いせずにやっていくにはある程度の割り切りが必要です。

先ほどの報告書作成を例に上げると、全角半角の違いなどはもう突っ込まれるものだと思って、チェックリストを作ってしまいましょう。

あまり時間をかけてもいられないので、最低限それだけチェックして、あとは止められたら仕方ない、ぐらいの気持ちで臨んでください。

いくら小さなことでも、無視はいけません。

上司だって、自分の指摘したことを守らない部下への印象は悪くなります。するとさらにチェックが厳しくなります。悪循環です。

真に受けてイライラしたり引きずったりするともったいないです。神妙に聞くフリだけしておいて、最低限のチェックだけやって、本業に集中できるような体制を作りましょう。

上司が詳しくない分野の仕事を積極的にやる

神経質上司は自分のフィールドでは天下ですが、知らないことは手出ししてきません。

なぜなら完璧主義者だからです。

このタイプはミスを恐れます。

自分の仕事に抜け漏れがあるのが怖いのです。

だから攻めてくるのは盤石な分野だけです。

たとえば文書のチェックは厳しくても図面のチェックはザルだったり。

カラオケでもうろ覚えの曲は絶対に歌いません。

なので新規分野や上司が詳しくない仕事があれば積極的に手を挙げましょう。

どこを突っ込んでいいかわからないはずです。

気に入られるとチェックが緩和されることも

信頼している部下へのチェックと、信頼していない部下へのチェック、どちらが厳しくなると思いますか?

考えるまでもありませんね。後者です。

いったん目をつけられると、報告書一つでも「こいつはどこかで誤字脱字があるに違いない。見つけて注意してやろう」というあら探し目線になってしまいます。

反対に、気に入られると意外にあまりチェックされずすんなり通してくれることも。

こんな環境に持っていくには、やはりふだんのコミュニケーションが物を言います。

つまらない仕事論でも愛想よく相槌をうってあげましょう。

余計なチェックが減って、結果的に仕事が早く終わるようになるので、結果的に自分のためになります。

監視職になるな!神経質な上司から学ぶべきこと

あなたの仕事は高度な正確性が必要な仕事ですか?

答えが「YES」なら、神経質な上司は見習うべき存在です。

神経質な性格が生かせる仕事なのですから。

しかし、答えが「NO」なら、神経質な上司に心から従ってはいけません。

「自分が厳しくチェックされたから、部下も厳しくチェックしてやろう」

こうした考えは捨ててください。

先ほども言いましたが、管理職はチームをまとめあげて結果を出す仕事です。

いかに部下のモチベーションを高く保って高い成果を出させるかが管理職の腕の見せ所。

その点、神経質な人は「管理職」ではなく「監視職」。

監視されていては、部下はモチベーションが下がるばかりです。

どうか大きな目的を見失わないでください。

サラリーマンをやっていると、いずれ必ず誰かの上司になります。

あなたが上司になったとき、

「この上司、細かいことばっかりつついてきてやる気失せるわ」

と思われるのか、

「この上司、自分のことをよく見てくれててありがたいな」

と思われるのかは、ひとえにあなたの心がけ次第です。

まとめ

神経質上司は何かと仕事の足を引っ張る存在です。

思うように仕事が進まずイライラすることもたくさんあるでしょう。

あまりうまくいかないようだったら異動を願い出るのも一つの手ですね。

-上司