信用できない 上司

上司
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チームで仕事をする以上、お互いの信頼はめちゃくちゃ大事です。その最も大事な信頼を、自ら捨て去ってしまう人がいます。右も左もわからない新人ならともかく、いい年こいた上司がやっていると最悪。ろくに仕事になりません。

職場はいわば戦場。前から飛んでくる弾を避けたり弾いたりするだけでも大変なのに、後ろから味方に撃たれるかもしれない。そんな状態だとろくに戦うことなんてできやしません。

でも不思議ですよね。上司だってそれなりに社会人経験を積んだいい大人です。なのになぜ不信感を持たれ、幻滅されるような行動をするのか?

今回はそういったことを解説していきます。

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僕の信用できない上司体験談

僕が社会人5年目で仕えた上司がこのタイプでした。

臆病で強い人にはヘコヘコ。

逆らわない部下にはパワハラ。

偉い人に怒られると、八つ当たりする部下を探します。

こんな調子だから、何か起こってもきっと守ってくれないであろうことは明白でした。

たとえばクレーマーが来たとします

クレーマーは窓口でプリプリ怒ってます。相手するのは僕です。

上司を見るとピクリとも動かない。

あれ?石像かな?って思うぐらい固まってます。

何をやってるかというと、気配を消してるんですね。自分がロックオンされないように。

それで僕が怒られるだけ怒られて、クレーマーがようやく帰りますよね。

すると動きだすんですよ。石像が。

「おい、ちょっとこい」

おーい!石像がしゃべったよー!

いや笑い事じゃなくてね、それから第二ラウンドが始まるんですよ。

「あれはなんだ?お前は何をやってるんだ?」

から始まってひとしきり部下のアラ探しをします。文句が言えればなんでもいいんです。

後ろから撃たれるってこういうこと。

要は「お前が悪い。俺は何も悪くない。こんなに俺を怯えさせたお前は許せない」ってことなんですね。

普段iPhoneばっかりいじっててぜんぜん働いてない上に、トラブル時も役に立たないどころか敵に回る。

控えめに言ってクソ上司でした。

そりゃあんたには背中預けられねーわ!

信用できない上司の特徴

信用できない上司には主に保身タイプと見栄っ張りタイプがあります。以下、順に見ていきます。

保身タイプ

こういう上司は、小心者であることがほとんどです。それもただのチキンではなくて、プライドの高いチキン。

こういう人にとって、一番大事なのは自分の身の安全です。

会社とか部下はどうでもいい。とにかく自分が傷つきたくないし、恥をかきたくない。それが最優先事項です。

だからちょっとでも攻撃されそうだったり恥をかきそうな場面は避けようとします。

相手が部下なら、一番ラクなのはキレること。やられる前にやるの精神です。

味方に対してそれはどうよという話は通用しません。なにしろこのタイプの脳内区分は「自分」と「それ以外」しかないので。

それでは具体的な行動を挙げていきます。

具体例① 自分には甘く他人には厳しい

保身タイプにとって一番大事なのは自分自身。仕事においても自分はよくやっていると思いたい。そのため自己評価は甘めになります。

しかし他人の間違いや欠点はよく気が付いて、これみよがしにグリグリいじめてきます。

僕の元上司は当時課長で「係長なのに係の仕事も把握してないのか?」って部下の係長に言ってたんですけど、いやあんた課の仕事ぜんぜん把握してないじゃん。何聞いても答えられないじゃん。アホか。っていう上司でした。

通常、上に上がれば上がるほど実務は減ります。実務は下の人がやってくれますからね。空いた時間で何をするかが問われるのですが、この人はマジで何もせずひたすら机でiPhoneをいじってました。「おっ、ポール・マッカートニーが日本に来るぞ」とかどうでもいいんだよ。仕事しろ。

具体例② 人によって態度や意見が変わる

上の人にはゴマすり、部下にはその分の八つ当たりをかます。強きを助け弱きをくじく最低の糞上司です。

その場しのぎの嘘やダブルスタンダードは当たり前。意見自体が信用できないので、まったく当てになりません。あげく矛盾を指摘すると逆ギレ。

同じ部下でも攻撃されやすい部下とそうでない部下に分かれます。基準は反撃してきそうかどうかです。口達者で知識もあって気が強い、口喧嘩だと負けそうな部下だとそこまで攻撃しません。反対におとなしく反論してこなさそうな部下だと自分が傷つく恐れがないので、のびのびと攻撃できます。

具体例③ 部下の気持ちをわかろうとしない

一番大事なのは自分の安全なので、部下が辛い思いをしていようとお構いなし。おかげでどんどん信頼をなくしていきます。

具体例④ かばってくれない・無責任

危険を察知すると逃げる上司がいます。

本来はそんなときにこそ先頭に立って部下を守らなければならないのですが、こんな上司は肝心なときには逃げるし、ひどいと部下に責任転嫁します。

僕の元上司も、部下には言いたい放題言うくせに、自分は全然先頭に立って動かない。典型的な尊敬できない上司でした。

たとえばクレーマーが来たら、標的にならないよう気配を殺してじっとしてます。そのくせ聞き耳だけは立てていて、ようやくクレーマーが帰ったと思ったら、それまで対処していた部下を呼びつけて怒り出します。「対応が悪い」「準備が悪い」「だからクレームになるんだ」うんぬん。

怒るのは部下に育ってほしいわけではなく「お前のせいで俺の安全が脅かされた。これ以上脅かすんじゃないぞ」という意味です。

見栄っ張りタイプ

もう一つのタイプは見栄っ張りタイプです。実力以上に自分を良く見せたいがために、不用意な発言をしてしまい、周囲が尻を拭くハメになります。

具体例① 口が軽い

「自分はなんでも知っている」
「重要な情報を持っている」

そう主張することによって、重要人物だと思われたい。

本当にただ素直に口が軽いだけの人もいますが、ある程度上になってくると、見栄からこうして会社の秘密や部下のプライベートをポロっとしゃべってしまう人がいます。

ちなみに昔のスパイで、この虚栄心を上手に利用して重要情報を取りまくっていたゾルゲという人がいました。なかなか口を開いてくれない人に対して、こう言うのです。

「ああそうか。あなたはこのことについて知らされていないんでしたね。失敬失敬」

こう言われた相手はムキになって「そんなことはない。俺は知っている」と言ってくるので、簡単に情報が取れたとのこと。

つまり見栄は人を饒舌にさせるということです。

具体例② 手柄を横取りする

本当は部下の功績なのに、他人に認められたいがためにあたかも自分がやったかのように成果を横取りしてしまいます。

部下だって手柄を横取りされて面白いはずがありません。

信用できない上司への対処法

こういう上司の考えを変えさせるのはほぼ不可能です。考え方が魂に染み付いているので、部下が何を言ったところで事態は好転しません。正論で対抗しても良くて無視、悪ければ逆恨みされます。

環境を変えようと思ったら、上司を異動させるか自分たちが変わるかしかありません。また、しばらく付き合いを続けていかなければいけないのなら、記録は必須です。

録音する・記録を取る

信用できない上司と重要な会話をするときはボイスレコーダーで録音しましょう。

言った言わないの話は証拠がなく決着がつきません。そうなると会社は自社にとって都合が良い方を選ぶので、いくら自分の正しさを確信していようと認められるとは限りません。しかし動かせない証拠があれば話は別です。

音声に限らず、あとで確認できる形で残しておけば、モメたときに勝てます。

・重要な報告は口頭+メールで行う

・打ち合わせ内容をまとめてメールしておく

など。

上司の上司に言う

仮に上司をAさん、上司の上司をBさんとします。

BさんにはAさんの人事権があります。正確には直接の人事権はない場合も多いのですが、少なくとも人事に影響を与えられる立場にいます。それを利用します。

といっても「自分たちが困ってるんです」という言い方はあまり効果がありません。なぜなら困っているのはあなたであって、Bさんは困ってないからです。

「そんな!人でなし!」と思ったら逆の立場で考えてみてください。社長が困ってるという噂を聞いて、あなたは心を痛めますか? ふつうは、

「へーそう。大変なんだね」
「自分の部署にしわ寄せが来ないといいな」
「来月も給料出るよな?」

ぐらいのもんです。他人事です。

人は自分の利害に関わらない話は聞こうとしません。逆に言うと、利害のある話だと身を乗り出して聞き入ります。だからこそ、言い方を工夫するのです。コツは会社やBさんのの問題にすり替えること。

×「私たちが困ってるんです」
○「放置しておくとあなたが困るんじゃないですか?」

例「Aさん(上司)のことで相談があります。Aさんは○○(守ってくれないなどの特徴)といったところがあり、私たちは対処に頭を悩ませています。実際に職場でこれが原因でうつになった人がいて、人が減った分全体の成績が落ちています。この状態が続けば部署の成績が大幅にダウンする可能性があります(Bさんの不利益)。なんとか対処をお願いできないでしょうか」

こんな具合です。

我が身が可愛いのはBさんも一緒。説得がBさんにうまく刺されば動いてくれることでしょう。

異動する・辞める

上司が異動しない、同僚も当てにできない場合は危険です。何か起こったとき、責任を押し付けられる可能性があるからです。

部下から見て信用できない上司でも、立ち回りのうまさから上の印象はよかったりするもの。上司が「あいつ(あなたのことです)が下手打ったせいでうまくいかなかったんですよ。目の届かないところで悪さされるとどうしようもないですね~」なんて陰で言われたら大ピンチ。反論の機会も与えられないまま一方的に自分の印象が悪化してしまいます。

繰り返しますがこういう人の最大の関心事は保身です。ピンチになればなるほど周囲を裏切りやすくなります。

肝心なときに背中を預けられないボスがいる環境からは早く脱出すべきです。異動が可能なら異動願いを出すべきだし、そうでなければ辞めた方が長い目で見て得です。

信用できない上司の元で身に付くスキル

・先を見通す能力
・危機回避能力

上司が守ってくれない環境では、自分を守れるのは自分しかいません。トラブルの後始末をするのも自分、下手したら責任も自分。そんな環境で生き延びていくためには、落とし穴は自分で見つけるしかありません。そのため自然と先を見通して仕事をするようになるし、危機を察知・回避する能力が高まります。

まとめ

大事なので何度でも言いますが、信用できない上司の一番の関心ごとは保身です。かばってくれる保証もなければ責任をとってくれる保証もありません。そんな上司に当たってしまった人は、正直、恵まれない環境にいるといえます。

しかし、環境は自分で変えることができます。今の職場を働きやすい職場に変える、または今の職場を脱出して働きやすい職場に行くなど。恵まれない環境にそのまま居続けるというのももちろん選択肢の一つです。

なにしろ職場は人生で最も長い時間を過ごす場所。居心地がよければ人生は楽しいものになるし、逆もまたしかりです。そう考えると、心地良い職場を作る、または探す努力は、後々にも繋がるやりがいのある努力だと言えます。

安心して仕事ができない環境に甘んじるのではなく、環境を変えることを考えてみてはいかがでしょうか?

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