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仕事を休むのに罪悪感はいらない3つの理由 体調不良で休むのは当たり前!

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「休むと周りに迷惑がかかるから休みづらい・・・」

「きちんとした理由がないと休むのはよくないんじゃ・・・」

なんてお考えのみなさまこんにちは。

そうやって自分を押さえつけてはいるけど、本当はたまには休んで自分の好きなことしたいですよね。

なのに何かと言い出しづらくて、毎年有休をごっそり余らせてしまう。

せめて会社が有休買い取ってくれれば救いなのに!

かくいう僕も以前の職場では休んではいけない雰囲気が蔓延していました。

「まさか自分だけラクしたりしないよね?」と、誰も口にこそ出さないものの、そういうオーラが目に見えるほど漂っていました。

勤めた4年間で僕が使った有休は年平均3日。それも風邪ひいたときだけ・・・。

当時、有休なんてファンタジー設定だと思ってましたからね(笑)

でも今から考えたら、「休んだら迷惑かかる病」にかかってました。

理由は単純で、単に知識がなかっただけ。

正しい認識を身に着ければ、休むのは怖くなくなります。

これを読んで、罪悪感にバイバイしましょう。

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頑張りすぎてうつになった人の目撃談

ろくに休みも取らず辛いのを我慢して働いて、それで体を壊した。

なのに誰も心配してくれないどころか、仕事に穴を開けたことに愚痴を言われる。

・・・これは僕が実際に目撃した場面です。

その人は医療系のエンジニアで、病院に電子カルテを導入するというミッションを与えられ、孤軍奮闘していました。

システムに詳しい人が院内に誰もおらず、医者や看護師からは面倒だと文句を言われ、事務方からは応援されるどころか医者の機嫌を損ねたことを叱責される始末。

誰も味方してくれない状態が長く続き、結局その人はうつになって退職してしまいました。

残された人たちからはねぎらいの言葉一つなく、逆にミッションを完遂しないまま逃げた奴として評判は散々でした。

そんな様子を遠目に見ながら、「こんなところでがんばっても損以外のなにものでもないなあ」と思ったのをよく覚えています。

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体調不良で休むのは当たり前!

体調不良で休むのは当たり前です。

たとえば風邪。欧米では周りに風邪をうつさないために休むというのがスタンダードな考え方になっています。

考えてみたら当たり前ですよね。

風邪をひいて無理に出社して、周りの人にうつさない保証はありません。同僚、上司、取引先、その家族・・・。

1人ならまだいいですよ。健全な大人なら免疫力もあります。まあ2~3日もあれば完全復活するでしょう。

でもその人たちに生まれたばかりの赤ちゃんがいたり、同居しているお年寄りの家族がいたらどうするんでしょう。免疫が弱い人たちは風邪から簡単に重病にグレードアップします。僕のじいさんも最後は風邪→肺炎コースで亡くなりました。

一人で抑え込むほうがよっぽど安全だし、会社のパフォーマンスを落とさないで済みますよね。

コロナもインフルエンザもふつうの風邪も一緒です。周りに伝染さない。これ感染防止の鉄則。初歩の初歩の初歩です。

仕事を休むことに罪悪感を感じなくていい3つの理由

理由① リフレッシュすることで仕事にもいい影響がある

社員が張り切って働くためには、仕事とプライベートのメリハリが大切です。

よほどの仕事大好き人間でない限り、仕事一辺倒だと摩耗していきます。

休むことでリフレッシュできて、より仕事に打ち込めるようになるのなら、会社としてはむしろ推奨すべきことです。

理由② 「休んだら周りに迷惑がかかる」のはマネジメントの失敗

「休むと周りに迷惑がかかるから休めない。みんながんばってるのに、自分だけラクをするわけにはいかない」

もしあなたがそう思っているのだとしたら、この考え、間違いです。

その職場に、あなたと同僚しかいないのなら、たしかにそうかもしれません。

でも、ちょっと視点を引いてみましょう。あなたと同僚の他に、上司がいますよね。

その上には部長や専務や社長がいますよね。

たった一日や二日休んで仕事に支障が出るような状況を作り上げているのは、この人たちです。

休暇は労働者に認められた権利。だから仕事は一人や二人欠けても当面は回せる体制を確保しておかなければなりません。

そしてその体制を組むべき人はあなたではありません。上の人たちの仕事です。

もし休みにくい雰囲気や、休めない体制ができているのだとしたら、それを作り出しているのはマネージャー以上の人たちです。

何のことはない、上司や社長の腕が悪いだけ。

あなたが罪悪感を感じる必要はこれっぽっちもありません。

ここでひとつ、例を出します。

僕は以前、急に細菌性の病気で倒れて入院したことがありました。

医者「一ヶ月くらいかかるかも」

僕「え?仕事一ヶ月も休むの?回らなくない?」

ってなったんですけど、一ヶ月後に出社したら僕がいなくても仕事はつつがなく進行してましたからね。ハイお前いらないじゃんとか言わない。

当然、中には後回しにされて積んでる仕事もありましたが、致命傷にはならないものばかり。挽回するのにそう時間はかかりませんでした。

「なんだ、一人休んでもなんとかなるんじゃん」

それが当時の僕の感想でした。

でも、あとから思い返したら、一人欠けても致命傷にならないようにしていたのはマネジメントの力でした。

残った人員で、どの業務をどの程度進めておけば支障が出ないのか。放っておいてもしばらく影響のない業務はどれか。

それらをえり分けて、残りの人員のキャパも考えて、パンクしないように業務を再配置する。一人少ない人員で一ヶ月を乗り切ったのは、まぎれもなく管理職の手腕でした。

当時の係長には感謝してます。

このように、「人員が欠けても大丈夫なように組む」のが管理職の仕事の一つです。

あなたが責任を感じる必要はありません。

同僚が休んだら憎むか?

ここで、休むことに引け目を感じる人に質問です。

あなたの同僚が休んだらどう思いますか?

①なんとも思わない
②このクソ忙しいのに一人だけ休みやがって!

①だったら自分が休んでも罪悪感を感じる必要はないですよね。

②の場合は、それだけ人員に余裕がない状態なのでしょう。

そんな職場では休むことが悪だという風潮が蔓延しています。

休まずに働くことが善で、休むのは悪いこと。

そんな風潮が蔓延しているのは、企業からするとしめたもの。有給休暇もろくに使わず長時間働いてくれる、いわゆる社畜になってくれるのだから、

マネジメントがきっちりしている会社は、むしろ社員に休みを取らせようとします。

上手に有休を消化させるのも管理職の腕の見せどころだというわけです。

部下に有休をちゃんと消化させたかどうかを評価基準にしている会社もあります。休ませないと上司の評価が下がるというわけです。

そんな職場では、上司はむしろ休みを取らせようと働きかけてきます。「次の休みはいつ入れるんだ。早いとこ決めろ。俺も休むから」という感じですね。

ブラック企業という言葉が生まれて久しい今、あなたの職場がいまだに休みを取りづらい雰囲気であるのなら、それは時代に逆行する風潮です。会社に利用されていることに早く気づいてください。

理由③ 会社は罪悪感を感じてない

あなたにとって会社は唯一の存在ですが、会社にとってあなたは大勢いる社員の一人です。

たとえあなたが激務で体調を崩しても、うつになって退職したとしても、会社は罪悪感を感じません。

空いた穴は誰かが埋めます。歯車はすぐに補充され、会社は何事もなく回り続けます。

そんな状況で一方的に罪悪感を覚えるのは、純粋にソンです。

「休んではいけない」のはなぜ?社員の罪悪感を利用する企業

会社は罪悪感を感じないどころか、ときに社員の罪悪感をたくみに利用することすらあります。

「会社が傾いたらきみのせいだぞ」

「面倒見てやった恩を仇で返すのか」

「キミのためを思って言ってるんだよ」

社員の成長を喜ぶ会社ならまず口にしない言葉です。

ブラック企業だと、社員が働けるうちはこうやってあの手この手で引き止め、働かせようとします。

もちろん、社員のことを大切に思っているからではありません。

理由はカネです。

社員が一人辞めてしまったら、その穴を埋めるための採用や教育にはまたカネがかかるからです。

毎月10万も20万も払ってるんだから、体が動くうちは最後まで使い倒したいというのがブラック企業のホンネです。

でも、ひとたびあなたがうつやケガなどで働けなくなってしまったらどうでしょう?

会社は働けないあなたの面倒を見てくれますか?

ふたたび元気になって復帰するまで辛抱強く待ってくれますか?

ブラックであればあるほど、休業補償とは名ばかりで、あっさり肩を叩きに来ます。

それまでどれだけ尽くしていても関係ありません。今後働かない奴に用はないというわけです。

そんな会社にプライベート返上で尽くしてもいいのか?

いやそもそも社会人人生を預けていいものなのか?

ここはよく考えるべきポイントです。

悪いのは自分ではなく職場環境

法律上、休むのに理由はいりません。

有給休暇は労働者に与えられた権利なので、社員が休みを取ることを、会社は止められません。

ただし、あんまり仕事が差し迫ったときに休まれると業務が回らないこともあるってことで、会社には社員の休みの日をズラす権利が与えられています。これを通称「時季変更権」といいます(労働基準法第39条)。

「今週休まれると辛いから来週にしてくれ」

って言う権利ですね。

「それでも休みが取れない。切羽詰まってる状態が年がら年中続いてるんだ」

休んでもいい理由のところでも書いたように、こんなときはむしろマネジメントに問題があります。

常にまったく余裕がないギリギリの状態で業務を回しているというのは、上手なマネジメントとは言えません。

だって一人倒れたらとたんに回らなくなりますからね。

そんな危うい体制のまま放置しているのは明らかに経営側の問題です。

欧米では1日どころか1ヶ月ぐらいの長期で休むのは珍しくありません。

また、休みを取るのが当然の権利という感覚があります。

日本人「休みを取るのは周りに申し訳ない」
欧米人「有休は使い切って当たり前」

真逆です。

僕は以前、2ヶ月の長期休暇を使って旅行しているオランダ人と話をしたことがあります。

僕「いいなー。日本だったら2ヶ月休みたいなら仕事辞めるしかない」

オランダ人「?? なんで?」

僕「なんでって・・・会社ってそういうもんでしょ」

オランダ人「え?俺ふつうに休んでるよ?休み終わったら普通に会社戻るよ?」

マジで日本のこの感覚が理解できないようで、やりとりを続けているうちに「あれ?僕がおかしいのか?」っていう気持ちになってきました。

それだけ彼の中には「休みはふつうに取るもの」という認識があるからですね。

そして会社側も、社員が長期休んでも影響がない仕組みにしている。

よほどの仕事大好き人間ならともかく、ふつうの人なら休みはあればあるほどうれしいもの。長く働きたいと思われる会社でいるためにも、福利厚生は充実しているべきです。

逆に、会社に貢献することだけが善で、社員のプライベートなんかどうでもいい。そんな会社にこれから何十年も続く社会人人生を預けたいと思いますか?思わないですよね。

嘘をついて休むことに罪悪感を覚えたとき

「ちょっと風邪引いちゃって・・・」

「親戚に不幸ごとがあって・・・」

本当は行きたくないだけなのに、そんな嘘をついて会社を休んだ経験、ありませんか?

人によってはそんな嘘をついたこと自体に罪悪感を感じてしまうこともあります。

でも、その罪悪感は不要です。

そもそも、なぜ嘘をついてしまったのでしょう?

答えは「嘘でもつかないと休めない雰囲気だったから」ですよね?

そんな職場では、休むことが悪だという風潮が蔓延しています。

「そんな事情ならしょうがないね」と言われるような理由を差し出さなければ納得してもらえない。

だから特に理由がないときはそれらしい嘘をつかざるをえない。

これ、おかしいですよね。

そもそも休むことは悪いことでもなんでもありません。

何度でも言いますが、休むのは労働者に与えられた権利。そこに理由はいりません。

遊ぶために休んだって一向に構わないのです。

休むために嘘をつく自分に罪悪感を感じる必要は全くありません。嘘をつかないと休みもろくに取れないような環境がおかしいのです。

24時間働けますか、なんてCMが平気で流されていた時代とはもう違います。

社員のQOL(Quality of Life=生活の質。転じて満足度などの意味合いで使われることが多い)が重視されるようになり、働き方改革などと言われて久しい昨今、そんな風潮であること自体がまったくもってナンセンスです。

それでも休みにくい雰囲気になってしまう原因は、経営陣が社員の満足度向上に力を入れていないか、または会社自体はそれほどうるさくなくても、職場の上司が残業自慢をするような人だったりすると、その部署だけ休みを取りにくいというようなケースもあります。

どちらにせよ社員のことを考えていない会社であることに変わりはありません。

おわりに 休んで居心地が悪くようなら転職も考えよう

ここまで読んで、少しは気持ちが晴れましたか?

ちなみに僕の今の職場は有休消化をゴリゴリ迫ってきます。

上司も平気で一週間とか休むし。モンサンミシェル行ってきたとか普通に言うし。堂々としすぎててむしろ眩しい(笑)

僕に対してもこんな感じ。

上「んで? いつ休むの?」
僕「ちょっと今は忙しくて・・・」
上「いつ終わんの? いつ休めんの?」
僕「えーと、来月になったら多分・・・」
上「じゃあこの週な。何曜にする?」
僕「え?ちょっ・・・」
上「今決めよ。どこ? 金曜とると4連休になるからここにしとくか?ここでいいか?いいよな?」
僕「えーとんーとえーと、」
上「はい決まり」
僕「・・・・」

なんだこのホワイトなパワハラ。

・・・ってぐらい、休みのとりやすさは職場によってぜんっぜん違うわけですよ。

もちろん時期によっては「おいおい今休むのかよ。空気読め」ということもあるでしょう。

でも、年がら年中休めないのだとしたら、それは会社が異常なだけで、あなたが罪悪感を感じる必要はこれっぽっちもありません。

むしろ休んで居心地が悪くなるような職場なら、大げさでなく会社を移ることを考えてもいいレベルです。

だって「使えて当たり前の権利が使えない」=「社員が大切にされていない」ってことですからね。

この会社でどうしても身に着けたいスキルがあるとか、上司が尊敬できる人だからこの人についていきたい、なんていう前向きな理由があるなら止めませんが、そうでない場合、大切にしてくれない相手に忠誠を誓うのは危険です。

沈みそうになったらサッと他に飛び移れるように、転職という選択肢は持っておいて損はありません。

肝心なことは、「精神がやられる前に次の仕事を確保しておく」ことです。

精神がやられたら無職5年コースです。マジで。

だから今のうちに「もしこの会社をやめたらどうするか?」を頭の片隅に入れて行動しましょう。

そして、そのためのリサーチで重宝するのが転職サイトです。

転職サイトはずっと無料で使えますし、

「自分のキャリアでどれくらい年収がもらえるの?」
「自分のスキルはどれくらいニーズがあるの?」

といった感触を確かめるのに便利です。

「いつまでに転職してください!」みたいに迫ってくることもありませんし、使わなければそのまま放置しておけばいいだけ。空き時間にスマホで探せるので気軽にリサーチを進められます。

転職サイトはどれでもいいですが、ちょっとお試しで覗いてみたい程度なら、業界最大手のリクナビNEXTがいいです。

日本全国1万件ぐらいの求人が掲載されてるので、選択肢がなくて困るなんてことはありません。

まだ体力が残っているうちに、休んでも罪悪感を覚えないで済むホワイトな職場を探しましょう。

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