【克服NG】怒られて怖いのはなぜ?その原因はホルモンにあった!

気持ち改善
スポンサーリンク

「なんで自分はこんなに打たれ弱いんだろう」

そう思うことってありませんか?

僕はしょっちゅうです。

怒鳴られたらすぐ恐怖で頭がフリーズして、逃げたい以外考えられなくなります。頭が真っ白になるので、まともな受け答えができません。なんでしょうあの急に内臓が冷たく重くなる感じ。何回やっても慣れません。怒られるまでいかなくてもやんわり注意されただけでもショックを受けます。

相手の相槌が止まっただけでも「何か気に食わないこと言ったかな・・・?」と急に不安になり、相手の顔色を窺ってしまいます。怖い人だけじゃなく同僚や後輩に対してもそうなので、よっぽど頼りにならない奴だと思われてるでしょうね・・・。

自分と関係ない人が自分と関係ない理由で怒られてても、まるで自分が怒られてるような気持ちになってしまって、胃のあたりがどんより重くなってきます。

どれだけメンタル弱いんだ自分。

過去にトラウマになるような体罰を受けたとか、親に虐待されたとか、そういう経験もなし。打たれ弱い理由がまったくわからない。

こんなに弱い自分は何かの病気なんじゃないかと思ったこともありました。

そんな自分を変えようと、いろいろ検索して調べたりしてました。でも、出てくる意見といえばこんな感じ。

・慣れろ
・怒られた理由を分析しろ
・自信をつけろ

読んだ僕はぶっちゃけ、

そんなので治るなら苦労せんわ

ってなりました。

きっと怒られるの怖くない人が書いてるんでしょうね。怯える人の心理がわかってない。

違うんですよね。分析とかじゃない。
怒鳴られると一瞬でフリーズして頭が真っ白になって、冷静にものを考える余裕なんてどこにもないんですよ。ただ逃げたい本能だけが働いて、相手の怒りを収めるためだけにできもしない解決策を口走っちゃって、結局できなくてまた怒られるっていう、その繰り返し。

そんな自分を変えたいと思っていた僕ですが、ある考え方に出会ってからというもの、あまり悩まなくなりました。そうか、こう生きればいいんだって。

この記事は、そんな僕と同じような悩みを持つ人のために書きました。

「これを読んだあと、なんだか気持ちが楽になった」

そう思っていただけたら嬉しいです。

スポンサーリンク

怯えの感情を生み出すのはホルモン

ホルモンって聞いたことありますよね。

焼き肉のホルモンは内臓のことですが、一般には脳などの臓器から分泌される神経伝達物質を指します。ギャバとか、アドレナリンとか、聞いたことありますよね。これが体の中で作られることで、幸福感、緊張、不安、怒り、笑い、悲しみなど様々な感情が生まれます。

例えば、気持ちが安らぐのはエンドルフィンが分泌されているから。

やる気が出るのはドーパミンが分泌されているから。

そう、僕たちの気持ちはホルモンが生み出しているのです。

言い換えれば、僕たちの気持ちはホルモンに左右されるということ。たとえどんなに悲しいときでも、エンドルフィンを分泌させることができれば悲しみはなくなります。ホルモンはそれぐらい強力です。

では怒られると脳の中はどうなるか。まずノルアドレナリンが分泌されます。

(ちなみにノルアドレナリンとアドレナリンは名前も効果も似ていますが別物です。ノルアドレナリンは心や精神を興奮させ、アドレナリンは主に体を興奮させます)

ノルアドレナリンは「闘争と逃走」を司るホルモンと言われ、大昔、人間がまだ野生動物だったときに獲得した、危機から脱出するために必要なホルモンです。

たとえば、肉食動物に襲われたとき。

村にライオンが現れたとしましょう。こんなとき、ボーっとしたままだったら生き延びていけないですよね。

・「戦ってやっつけるぞ!」→闘争
・「ライオンが来ないところまで逃げるぞ!」→逃走

反射的にこのどちらかを選ぶようでないと、食べられてしまいます。

怒りも怯えも、脅威から生き延びるための手段だったわけです。

怒られて「アァン!?」と喧嘩腰になるのも、「ヒィッ!」と怯えるのも、どちらもノルアドレナリンの働きによるもの。よくキレる人や、過剰に怯えてしまう人は、このホルモンの分泌が人より多いと言われています。

さあ、ここで疑問がわきませんでしたか?

「なんで同じホルモンなのに怒る人と怯える人がいるの?」

答えを言ってしまうと、それは脳の癖です。もっと一般的な言葉を使えば、性格です。遺伝子が一人一人違うように、同じホルモンが脳のどこに作用するか、どの感情を湧きあがらせるかは一人一人違います。ノルアドレナリンは脳に緊張を起こさせるという点では同じですが、それが怒りに転ぶか怯えに転ぶかは、脳の作りによって違うというわけです。

たとえばTVのドッキリ番組。ドッキリを仕掛けられて、種明かしをされたときの反応は概ね次の3つに分かれます。

①ホッとする
②仕掛け人と一緒に笑う
③仕掛け人に怒る

このように、同じ出来事が起こっても、人によってその受け止め方が違うのです。性格はみんな違うし、受け止め方もみんな違います。

僕の知り合いに羨ましい人がいます。怒られると、相手が怒っているのがなんだか面白くなって「もうちょっとつついて怒らせてみようかな」と思うそうです。怒られることに全くストレスを感じていない。

僕たちのような怯え症からしたら羨ましい限りですが、これはある種の才能で、いくら羨ましがっても身につけることはできません。鳥を見て「羽が生えてていいなあ」って言ってるのと同じ。ないものはないという割り切りが必要です。

怒られ続けると脳はどうなる?

怒られ続けて長い間ストレスにさらされ続けると、脳の前頭前野と呼ばれる部分が萎縮します。

前頭前野とは、おでこのすぐ裏側にある部位のことで、以下のような働きを持っています。

・集中
・抽象的思考
・ワーキングメモリ(一時的な記憶 計算など)
・未来予測

どれも他の動物にはない高度な脳機能です。

危機を感じるとノルアドレナリンが分泌されるのは先ほど述べたとおり。

このノルアドレナリンによって、前頭前野の樹状突起(脳信号を伝える電線のようなもの)が萎縮します。

通常であれば、ストレス源がなくなり、ノルアドレナリンが分解されていくと、樹状突起は自然に回復します。

しかし、長い間ストレスにさらされ続けると、樹状突起が元に戻らなくなってしまうのです。

いわば電線が切れたまま戻らない状態。脳が萎縮したままの状態になります。

そうすると、

・ものごとに集中できなくなる
・思考力が低下する

という、典型的なうつの症状が現れてきます。

いったん脳が萎縮すると、その後もストレスに弱くなる

ストレスによりいったん前頭前野が萎縮すると、それ以後のストレスにも弱くなってしまいます。

身近にうつを発症した人がいるならわかると思いますが、一度うつになった人は、少し回復したとしても、その後も何度も繰り返し再発して、なかなか完治しません。

パワハラでうつになった人が復帰してきて、今度はパワハラらしいパワハラも受けていないのに、またすぐ休んでしまったりします。

そういう人に話を聞いてみると、原因はふつうの感覚からすると「うつになるほどのことか?」と思ってしまうようなささいなことだったりします。

・同僚がなかなかいうことを聞いてくれない

・上司と意見があわない

ふつうなら愚痴で終わるレベルですが、本人にとってはおおごとです。

脳にダメージを受けてストレス耐性が大幅に低下してしまっているため、小さな出来事がきっかけとなって、強いストレスが生まれ、うつが再発してしまうのです。

メンタルを鍛えようとするのは逆効果

怯えない自分になりたい。

そんなときはどうすればいいのでしょうか。

最初はメンタルが強くなかったけど、あとで強くなった、というパターンの人はみな、何回も何回も怒られながら図太くなっていったと言います。

ここからわかるのは経験が大事だということ。いくら本を読んだところで急に心が強くなるわけではないんですよね。

でも僕たちはまず、こういう疑問を念頭に置かなければいけません。

「これは鍛えれば伸びるのか?」

人は誰しも向き不向きがあります。怒られて反射的に怯えるような脳の癖を持った人は、そうでない人と比べると、怒られ耐性をを身につけるのは不向きだといえます。

実際に僕も何回も怒られてますが、全く耐性がつかないんですよね。毎回のようにフリーズして、緊張して、吐きそうなストレスを抱えて、逃げ出したくなります。経験はたくさん経ているのに全然レベルアップする気配がありません。話が違う。

そんなことを繰り返しているうちに、こう考えるようになりました。

「自分は怒られ耐性がつかない仕様なんだ」

それまではがんばればなんとかなる、経験をたくさんすれば慣れる、そう思って、でもいつまでも慣れなくて辛い思いをしていました。

けどこう考えるようになってから、いい意味での諦めがつくようになりました。

僕はそういうスペックだ。怒られ耐性がそもそもインストールされてない。インストールされてないものは変えようがない。がんばっても伸びないのなら、鍛えようとするのはやめよう。

そう考えると、とたんに気が楽になりました。

実際、ストレスに弱い人は、ノルアドレナリンを分解する酵素の働きが弱いということもわかっています。酵素が原因なんだったらどうしようもないですよね(笑)

もちろん、僕みたいな人ばかりじゃありません。怒られながら耐性がつく人もいます。

それでも耐性がつけばまだいいですが、自分を鍛えようとするあまり無闇にストレスがかかる環境に飛び込んで、その結果うつになってしまった、なんてことも大いに考えられるわけです。

うつを発症したらそれこそ最悪。治療は年単位でかかる上に、下手したら一生引きずります。僕の周りでもいますしね。怒られるのをガマンしてガマンしてうつになって、5年たってもまだ治ってない人。うつになっていく過程を間近で目撃しているだけに、よけい怖いです。

そんな危険を犯してまで、獲得できるかどうかもわからない性質を追い求めるのははっきりいってリスキーです。

がんばってレベル上げたのに全然呪文覚えないと思ったら、実はそもそも魔法使いじゃなかったわ、みたいな末恐ろしい結末を迎えないためにも、鍛えようとする前に自分自身とよく相談することをおすすめします。

[box class=”box29″ title=”関連記事”][kanren id=”104″][/box]

刺激に敏感なHSPという気質

怒られるのが怖い人は、HSPを疑ってみてください。

HSPとはHighly Sensitive Person(とても敏感な人)の略です。ささいな刺激にも反応するため対人関係で疲れやすかったりします。

HSPは病気や障害ではありません。「優しい人」や「怒りっぽい人」などと同じように、そういう気質を持った人という意味です。HSPは人口の15-20%程度いると言われていて、名前こそあまり知られていませんが、そう珍しくない気質です。

かくいう僕もモロに当てはまります。

この言葉が登場するまでは、対人関係ですぐ疲れてしまったりするのは本人に非があると言われていました。努力が足りないだとか怠けているだとか。

でも、努力の問題ではないんです。脳の作りが違うんだから。

車に例えると、普通車をつかまえて「F1カーは時速250キロ出してがんばってるのにお前は努力が足りん」と言っているようなもの。いや無理だから。そういうスペックだから。

自分がHSPに当てはまっているかどうか、一度自己チェックしてみてください。

[box class=”box29″ title=”関連記事”][kanren id=”189″][/box]

克服は考えないでいい。こんな自分でいられる場所を探そう

先ほど、ないものはないという割り切りが大切というお話をしました。

HSPに当てはまったり、そうでなくても怒られると反射的に怯えてしまうのは、脳がもともとそういう作りになっているからです。

じゃあ自分を変えることはできないのか?

一生怒られることに怯えながら生活するしかないのか?

なんて不安になりますよね。

たしかに今のままだとそうなってしまうかもしれません。でも、いつ怒られるかもしれない恐怖に怯えながら、怒られるたびに重たい気持ちを引きずりながら、長い長い社会人生活を送り続けるなんて、そんなのまっぴらですよね。

そこで思い切って発想の転換をしてみましょう。

「自分を変えるのではなく、環境を変える」

こんな弱い自分をなんとかしたいと思っているのなら、それは怒られる環境で苦しんでいるから。いわば性格と環境のミスマッチです。この解決方法は2通りあります。

①自分を変える
②環境を変える

多くの人は①ばかりに目が行って、②の選択肢は見過ごしがちです。だけど、冷静に考えてみると②は劇的に効果の上がる方法なんですよね。

仮に、誰とも関わらない仕事をしていたらどうでしょう?

たとえば長距離トラックのドライバー。車の中ではずっと一人です。人と接するのは荷物の積み下ろしのときだけ。

怒られる機会がないので、対人関係ではストレスを感じません。それどころか、ドライバーの中にはそういう機会がなさすぎて、そもそもメンタルが弱いことに気づいていない人もいるでしょう。

こんな環境なら、怯えやすい性格で悩むこともないですよね。

きっとあなたは臆病な自分に劣等感を感じていることでしょう。なぜ劣等感を感じるのかというと、周りと比較するからです。他の人はクレームや上司の叱責を上手に処理しているのに、自分だけ・・・と思ってしまうからです。

ということは、逆に比べる相手がいなければどうでしょう? 比較のしようがないから「○○さんより劣っている」などと思う機会がありません。これなら劣等感を感じずに済みます。

ドライバーはあくまで例ですが、このように「こんな自分でも怯えずに過ごせる環境はないか?」と考えることで、また違う道があることに気づけるはずです。

打たれ弱い→そもそも打たれることのない場所を探す
怒られるのが怖い→怒られない仕事を探す

もしそんな仕事が見つかったなら、今の悩みは消えてなくなります。

不向きな環境で長居する必要はありません。無理に精神を鍛えようとする必要もありません。

向いてる場所を見つけましょう。そのままの自分でいられる場所を探しましょう。

タイトルとURLをコピーしました